皆さんこんにちは!
ミラノで開催中の「ミラノ万博」について、今回から2回にわたってレポートします。
万博の歴史の中でも、「食」がテーマになるのは初めてだそうですが、100カ国以上も参加している中で人気なのが、なんと、日本の料理が食べられる「日本館」です。
地元イタリアの新聞社「コリエレ・デッラ・セーラ」の集計によると、その人気は堂々の第1位だそうです。
イタリアは2位で、コロンビアが3位です。今、ミラノのバールでこの原稿を書いていますが
「日本館」の人気については、隣のテーブルでも今まさに話題になっています。
私も朝早く、開園時刻に並んで万博に行きましたが、すでに5時間待ちの列が!
各国のパビリオンは、そのデザインを見るだけでも楽しいです。
100万平方kmという広大な敷地に、それぞれ約1~3時間以上の待ち時間があるため
すべてのパビリオンを見学することは、不可能です。
各パビリオンにはレストランが併設され、各国の料理を味わうことが出来ますが、
手軽な「ワゴン車販売コーナー」も、とても人気です。
安価で本物の民族料理が楽しめます。
また、選ばれしイタリアンシェフのブースもあります。
こちらはNHKの番組でも話題になっていましたが、日本料理にインスピレーションを得て
レシピを創作している「ダヴィデ・オルダーニ」のブース。
このうずまき模様のサフランのリゾットがとても人気なんです!
ミラノ市内にあるレストラン「ダヴィデ・オルダーニ」の予約がとれるのは、半年先という状況が
何年も続いています。
「ダヴィデ・オルダーニ」では、伝統的なレシピよりも「引き算」の考え方。
材料は「お米、サフラン、お酢、チーズ」の4種類です。そのシンプルさから万博のテーマに繋がる
「サステーナブル(持続可能)な食」を追求しているところが、ミラネーゼに1番人気だそうです。
次回は、この万博のテーマ「地球に食料を、生命にエネルギーを(Feeding The Planet, Energy For Life)」にも迫って
イタリア館をレポートしたいと思っています。お楽しみに!