皆さんこんにちは!
今回はミラノのメルカート(市場)から、お買い物事情についてレポートします。
ミラノの中心地では、あらゆる場所で定期的にメルカートが催されます。
生産者から直接購入することができるので、
何と言っても商品の価格と品質のよさが魅力です。
都市の大手スーパーではなかなか手に入らない新鮮な食材や、
それぞれの地方ならではの本格的な食材も比較的安価で手に入るので、
たいていの地元民はお買い物にはメルカートを利用することが多いようです。
スーパーで購入するものは飲料程度で、
生鮮食品は必ずメルカートでお買い物をするというミラノの主婦も珍しくありません。
ほとんどのメルカートは、「コムーネ」と呼ばれる行政によって主催されています。
週2回程度、どこの地区にも徒歩で行くことのできるメルカートが存在します。
生産者側にも消費者側にもメリットの大きいメルカート。
最近では、日本の都市でもこのような市場が開かれることも多いと聞きましたが、
皆さんの地域ではいかがでしょうか。
朝夕は0℃を下回ることもある、冬のミラノ。
近くのバールも、メルカートのある日は暖をとる人でにぎわい、
ときには顔見知りのご近所さんと一緒にアペリティーボになることも。
地域のよいコミュニケーションの場にもなっていると思います。