こんにちは!ミラノの工です。
前回に引き続き、今年のミラノサローネの話題をお伝えします。
毎年、ミラノサローネで“一番目立つ”作品がありますが、
今年は、ドリアデ社から発表された仮面のような椅子「NEMO」が、ひときわ存在感を放っていました。
イタリアにおけるモダン家具の代表的メーカーであるドリアデ社。
今年のサローネでは、「NEMO」がプロモーション活動の中心で、
マンゾーニ通りにある路面店のディスプレイにも力が入れられていました。
まさに、今年のサローネの「顔」になった作品だと思います。
店舗の内部はフレスコ画になっていて、
モダン家具との対比にイタリアのインテリアスタイルを見ることができます。
さて、場所を移してこちらは今年のサローネ・サテリテです。
サローネ・サテリテとは、若手デザイナーの登竜門とも言われる展示で、
有名なデザイナーや企業の担当者なども数多く訪れます。
ここから実際に製品化されるものもあるそうです。
毎年若いデザイナーが自らの作品を発表する場になっていますが、
今年は、古川真直氏と秋山かおり氏によるデザインユニット RENDS DESIGN(レンズデザイン) の、
シックでユニークな椅子とテーブルが注目を集めていました。
また、こちらはスタジオNownaoの田村奈穂氏の作品「Seasons」です。
木の葉のようなこちらのプロダクトは、なんとお皿だそうです。
半透明なシリコン素材がユニークで、
使い勝手の良さだけでなくその美しさも印象的でした。
なお、こちらの作品は今年のサテリテ・アワードに選出されたそうです。