こんにちは!ミラノの工です。
この時期ミラノでは、毎年恒例のイベントである「L'artigiano in fiera」が開催されます。
「artigiano」とは“職人”のことで、「L'artigiano in fiera」は“職人による手工芸品の見本市”という意味です。
{!! blog_image('2009_12_1','L\'artigiano in fiera') !!}
この見本市には、イタリアのみならずヨーロッパ中からその道の職人が集まり、
いろいろな種類の物が揃っています。
質が高い上にお値段も良心的なので、業者だけでなく、かなりの一般市民も足を運びます。
クリスマスプレゼント需要も多いそうです。
見どころのひとつが、「食材コーナー」です。
ヨーロッパ中から、各地域の名物や郷土料理が集まります。
長い歴史の中で守られてきた「伝統」を目の当たりにし、
「食文化」について考えさせられるような衝撃を受けます。
また、この見本市だけの限定「ご当地レストラン」も、充実した内容で地元の人たちに大人気でした。
食のグローバル化が進む今の時代でも、イタリアに根強く残る郷土性や地域性を垣間見られる、
充実した内容になっていました。