ヴァレンティノ本店デザイナーとの出会い②By Motoko Takumi / 2006-01-29 2021-05-07 皆さんこんにちは!ミラノの工です。 前回の続きです↓ 「あら、ディスプレーデザイナーは私よ、何か?」 「えええ!?あなたがディスプレーデザイナーさん?」かなりびっくりしました。というのも日本だと普通ディスプレーデザイナーやデコレーターは「施工現場」で大工や施工屋さんに指示出しをしたり、脚立に登ったりトンカチで釘を打ったり切ったり貼ったり作業するので私もいつもジーンズとスニーカーだったりきれい目な作業着を着ていることが多いのです。 初めてあったマルタさんはまるでファッション雑誌「ヴォーグ」から飛び出してきたような素敵なミラネーゼそのもの。オシャレなデザインのミニワンピースにローヒールのサンダル。まさに全身バレンチノって感じのいでたちでした。 私はひるまずに話しました。「実はここのショーウィンドウがミラノの中で一番好きで毎回写真を撮ってデザインの勉強をしています。ここのショーウィンドウを作ることが私の夢でした。出来ればポートフォリオ(作品集)を今持っているので見ていただけませんか?」 覚えたてのイタリア語で伝えました。 答えはあっさり「あらあなた日本人?いいわよ!ポートフォリオ見せて」 パラパラパラーっとポートフォリオを見て5分くらいで立ち面接は終了 「じゃあさ、もとこ、あなたはどこに住んでるの?」 「ガリバルディ地区で、コルソコモの近くです。」 何と、家がかなり近いことが判明。。。その週に早速マルタさん行きつけのカフェでランチすることになりました。 次回に続きます。