こんにちは!私は先日、ミラノ近郊モンツァ市で開催されたデザイン展示会へ行ってきました。
モンツァ市役所主催の展示会で、会場はこちらの宮殿でした。
モンツァの宮殿ではいつも、常設展以外に色々な展示会が行われており、とても興味深く感じていました。
さて、会場に入ってみるとデザイン展示の前に年代が表示されています。
この展示会では、19世紀より時系列でイタリアのプロダクトデザインが並べてあり、
順路通りに進むとイタリアデザイン史が視覚的に理解できるのです。
こちらは1962年にフロス社から発表された室内照明「アルコ」。
イタリアの代表的な照明です。
この「アルコ」を自宅に設置するのが、私の小さな夢でもあります。
この展示会のコンセプトは「日々、生活の中の美 」。
確かにジューサーや照明、椅子など展示品は生活に必要なものばかりです。
毎日触れるものだからこそ、本質を求める姿勢は自分の時間、ひいては自分自身を
大切にすると言うことなのかもしれません。
ぜひ見習いたい習慣です。
ふと外を見ると、広々とした宮殿のお庭が目に入ります。
18世紀に建立された宮殿で、19~20世紀のデザイン展を見ることは、
イタリアデザインの歴史を目の当たりにできる貴重な機会だと思いました。
みなさんも、ミラノにいらした際にはぜひ宮殿をのぞいてみてください。