皆さんこんにちは！今日は、ミラノで開催された「パネットーネ」の見本市の様子をお伝え致します。
皆さんは、「パネットーネ」というお菓子をご存じですか？
丁度今のクリスマスの時期に食べられる、正真正銘「ミラネーゼ」のお菓子です。
この見本市は、パネットーネのクオリティー向上と価値保持のために2008年に開催されて以来、
毎年一年に一度、専門家だけでなく一般の方も大勢訪れます。
入場無料でたくさんの「パネットーネ」を味見出来るのも、人気の秘訣です。
最近では、イタリアの市場でも大量生産の安価なものが台頭しているので、インダストリアルに対抗して本物の
パネットーネを生産しているアルティジャナーレ（お菓子職人）の生産者が参加して、プレゼンテーションをします。
また、「パネットーネ」の歴史や文化に対する理解を深めてもらうのも見本市の目的のひとつで、生産者が
いろいろと商品の説明・コンサルティングをしてくれます。
ひとつ勉強になったのが、「パネットーネ」という商品名を使用できるのは、ある一定の品質以上の物のみと
法律で決まっているそうです。
また、見本市ではどの商品もすべて1kg20ユーロと市場価格の半値くらいで購入できます。
販売促進や商業主義よりも、ミラノの食文化や歴史を守ろうとする心意気を感じました。
クオリティーや歴史を守るためには覚悟と意思が必要なようです。
皆さんも今年のクリスマスのお菓子には一度、イタリアの「パネットーネ」を
試してみてはいかがでしょうか。とても美味しいですよ。
