こんにちは!ミラノの工です。
今回は素敵にニューオープンした、モンツァの離宮をご紹介します。
モンツァは、ミラノの少し北にある清潔で治安のよい街。
オーストリア・ハンガリー王国だった時代の建築がたくさん残っていて、
今回は、その1つのハプスブルグ家マリア・テレジア(マリーアントワネットのお母さん)の離宮を訪ねました。
2年間のレスタウロ(修復のための閉鎖)後の、再オープン初日に見に行きました。
今まであまり見たことのないような、室内の淡い色使いに驚きました。
建築は、マリーアントワネットが王妃になる3年前の1777年に着工されたものですが、
なるべくオリジナルの色を再現したそうです。
レスタウロの様子も動画で展示されていて、この美しさは一大プロジェクトの賜物なのだとよくわかりました。
光沢感を出すために壁に絹の布地が使われていて、壁の質感とのコントラストがとても印象的でした。
繊細な「マカロン色」の使い方は、女性なら誰でも心を打たれると思います。
次回のレポートでは、さらに繊細で淡い色使いのインテリアのディテールと、
新しくオープンした離宮のカフェテリアをご紹介したいと思います。
どうぞ、お楽しみに!