こんにちは!
今回は、イタリア北部のモンテヴェッキアから、
丘の上にあるとても素敵なトラットリア(小さなレストラン)をご紹介します。
モンテヴェッキアは、ミラノから北へ40kmほどのところにある丘の街。
ロンバルディア州立公園の中にあり、その美しい自然は法令により守られているそうです。
今回訪れたのは、その中にある素敵なトラットリア。
まずはアンティパスト(前菜)として、
自家製パンとともに地元産のプロシュートとサラミがサービスされます。
レバーのモルタデッラは苦みがある独自の風味で、北イタリア特産の美味でした。
また、奥の深緑色のものはアーティチョークのフリッタータ(卵焼)です。
こちらの名物とも言えるローズマリーとパルミジャーノのリゾット、「プリモピアット」。
ふんだんに使われているハーブ類は、トラットリアのお庭に自生しているものを使用しているそうです。
お皿の奥は、バジリコとリコッタのトルテリーニです。
さて、いよいよセコンドピアット、メイン料理です。
ターキーがパンチェッタで周囲を巻かれ、オーブン焼きにされています。
つけあわせは、ポテトフライとシンプルなカポナータ。
こちらのトラットリアのコンセプトは、“北イタリアの自然豊かな家庭”。
ワインはスキアーバロンバルディア、メルロー、ピノネロ種のもので、
トラットリアを経営している家庭でぶどうから生産、醸造されています。
デザートは自家製チョコレートケーキでした。
そしてエスプレッソは、火にかける家庭用の抽出機「モカ」で淹れたもので、まさに家庭の味でした。
地元で育まれた食材と、ワインに使われるぶどうやハーブを育む土壌、太陽……。
モンテヴェッキアの自然をそのまま味わいに来たような、とても豊かな気持ちになりました。
お食事は30ユーロ程度。
宿泊できる部屋もいくつかあり、アグリツーリズモ(農村民泊)としての利用もできるようです。