こんにちは!ミラノの工です。
前回の続きSWAROVSKI Crystal Palaceをレポート致します。
吉岡徳人の音もない静寂な世界に酔いしれた後、私の目に入ってきたのはこちら、クリスタルのカーテンです。
あまりの輝きに皆、吸い込まれるように近くに集まっています。私もどんな構造になっているのか気になりました。
素敵なクリスタルのパーツは近くで見ても、とてもキレイでした。
こちらはイギリスの若きデザイナー、ポール・コックセッジ - Paul Cocksedgeの「VEIL(ベール)」という作品で1440個ものクリスタルパーツからできているそうです。作品を近くで見終わった後、振り返った私の背後にあったのは、このバックミラーとその中に映っている「VEIL(ベール)」です。
なんとモナリザの微笑が映し出されています。
予想できるはずもなく突然私の目の中に入ってきて、まさに驚きでした。
バックミラーは写真のような位置(赤丸の印を付けた所)にあって最初は気付きませんが、クリスタルのカーテンを見た後で振り返ると、驚きとともにモナリザの微笑に気がつくというインスタレーションです。バックミラーを見終わった後、もう一度近くに寄って各パーツからモナリザの絵の輪郭を探しますが、クリスタルには傷一つ無く最初に見た印象と同様に整然と、静かに輝きを放っているだけでした。
一体どういう構造になっているか気になりましたが、真相はまさに「VEIL(ベール)」に包まれ、不明のままです。
ミラノサローネ2008の話題、まだまだ続ききます、お楽しみに!